波乗りレストラン



2008年11月24日更新


『波乗りレストラン』全編を見ました。
サザンオールスターズのヒット曲33曲を基に、休業中のレストランを舞台に繰り広げられるショートドラマです。

もともと、あんまりサザンオールスターズは好きではない方なので、ドラマそのものに興味はありませんでした。
きっかけは、やつ(大泉洋)がマスター役で出ていたからなのですが、見始めると結構楽しめました。
大半はヒット曲なので聞いた事のある曲ばかり。
なかには嘉門達夫の『サザン替え歌大メドレー』でのみ知っている曲なんてものもあり、ついつい替え歌の歌詞で突っ込んだりしていました。
ストーリー的には『シュラバ☆ラ・バンバ』や、『エロティカ・セブン』がテンポよく、楽しくって好きですね。

放送順は、物語とは関係なく、ばらばらだったので、女房が取り貯めたものを順番に並べ、一挙確認。


最終回放送日のお昼の事です。

ちょうど、『KILLER-Z』フィギュアの原型製作の真っ最中。
パンツや股間の金隠しを作りながら観る羽目に・・・・

幸い随分と作業工程的には進んだけども、果たしてフィルムツアーまでに無事完成出来るのか、大いに不安な時期でした。

そして、最終回だけはリアルタイムで観ました。


お葬式から、結婚式へ、

おっと、おにぎりコンビの2ショット。

シゲ「よし、まっぱでいきますか!」

腹を抱えて笑ってしまった。

そりゃそうだ!

さっきまで、彼のヌードモデルと格闘していたんだもの・・・・


そして、レストランに作られた、友人のイラスト通りのステージ。
マイクテストをするマスター

ケントスのボーカルまがい(『ハナタレナックス 〜特命係長 安田顕』のパロディ?)のアクションをして…

その上、
「あどわんにゃんわっちゃんたいやー・・・・」
(マイケル・ジャクソン風)
だもん。

手〜〜叩いて笑うっちゅうねん。




長い、長〜〜い休業期間を経てようやく開店したレストランでの話。

男と女の思考回路の違いですね。

うちの夫婦の場合。
10年も付き合った上で(うち1年音信不通期間あり←女房指摘)結婚したから、相手の事は、よ〜〜く解かっているつもりだったけれども、いざ、一緒に生活を始めると、お互い逃げ場がなくなってしまって、どこか、ぎこちないところが出来たし、いくつかビックリさせられる事もありました。

ひとり暮らしの時と違って、家に帰ると電気がついていて、それが眩しくて、こっぱずかしい様な、面はゆい様な、家に帰りたいんだけど、帰りたくない 何だか訳の判らない感覚に捕らわれた時もありました。

そりゃ、どんだけ好きでも、20年以上も別々に生活してきたんだから…

お互いに新しい生活に慣れていくしかないし、夫婦生活のルールを協力しあって作り上げていくしかないんです。



夫婦間はともかく、もっと厄介なのは嫁姑の間柄みたいな人間関係かも知れません。
本人達の意思とは関係なく、付き合わざるを得ないのですから・・・・
まあ、昔みたいに同居する事は少なくなったから、苦労は減ったとは思いますが。

ある時、僕の母が女房の
「○○が気になるから、直す様に言って!」
と言ってきました。

僕は母にこう言いました。
「彼女はお母さんが思っているより素直だよ。それに、僕がそれを言ったら、僕の主観がどうしても入ってしまうから、それは出来ない。悪いけど、直接言って欲しい。」
と。

多少の面倒臭さも手伝っての発言ではあったのですが・・・・

後日、母は直接、彼女に話したそうです。
結果的にお互い腹を割って話した事で、わだかまりがなくなり、息子そっちのけで、今では実の母娘の様に仲良くしています。
(実家の近所の人に実の母娘と間違われた事もあったそうです。)

時々、「息抜きに実家に行ってくる。」と僕抜きで、僕の実家に行ってしまう程です。

ただ、母の場合、娘がいなかったからこそ、うまく行ったのかもしれません。




男女の思考方法の差を脳医学の観点から見たアラン・ビーズ、バーバラ・ビーズ共著『話を聞かない男 地図が読めない女』、『嘘つき男と泣き虫女』には大いに共感しました。

うちの場合、女房の診断だと、僕は女脳で、女房は男脳なのだそうです。

確かにそうかもしれません。
僕は、子供の頃、おとなしくて可愛かったそうです。
(今じゃ、まるで熊みたいですけどね。)
叔母達や、いとこの姉さん達にはとても可愛がって貰いました。
彼女らの人間関係は幼心にもなにか感じとる事があったのでしょう。
何となく、女性の思考方法は理解出来ていた様な気がします。

そのせいか、父や、弟に較べると、思考方法も女性的なのかも知れません。

子供の頃は学校でよくイジメられて泣かされていましたし、父や、弟には論理的じゃないとよく言われました。
実際、今でもそうですが、話しながら考え事をしている事が、時々あったりします。

女性の思考方法は、男には理解出来なくったって当たり前。
その逆も当たり前でしょう。

多少、民族的な差はあるにしても、元々男女は生存している社会における役割が異なるのですから・・・・


結婚式の時に、女房の叔父さんにふたつの言葉を戴きました。

ひとつは『感謝』、

もうひとつは『一生感動』


相手に対する敬意を忘れない事。

ともすれば平凡になりがちな日常の中でも、驚きを忘れない事。

どちらも大切な事だと思います。


女房は、ブログに、「今でも、時々ビックリさせられる事があるなぁ。」
と言われて驚いたなんて書いていましたが、僕の感覚では、ほめ言葉なんです。

ちょっと、夫婦の間柄について、愛情についても、考えさせられたドラマでした。


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